東町公園沿いの家

コンパクトな総2階の作りとすることでコストメリットを活かし、外部収納を兼ねたアプローチ空間によって道路側からのプライバシーにも配慮しました。
大きな屋根がかかるアプローチ空間は、夏に自転車、冬に除雪道具を置くなど、1年を通して活躍できます。
北海道の厳しい寒さに対してこうした外部空間は置き去りにされがちで、風除室という無機質なものに置き換えられることがありますが、様々な目的を兼ね揃えた、気持ちの良いスペースとしました。
この住宅では、単純な形式の中にシンプルな操作を施すことで、公園に対しての多様なシークエンスを生み出し、変かに富んだ豊かな内部空間を作ることができました。